こんばんは。
たっちです。
今日は良い天気でした。
家の中ではTシャツ一枚で過ごせました。
今日は税理士さんの訪問日でした。
中古木造アパートの土地・建物の按分について相談しました。
決済する前に火災保険に加入する必要があります。
先日保険代理店から電話があり、
木造アパートなのでかなり火災保険料が高くなりそうだと
言われました。
保険料を抑えるために建物の金額を
簿価で計算したいということでした。
今回の契約では契約書に物件の売買価格が記載されているだけです。
土地がいくら、建物がいくらと分けて記載されてはいません。
契約書に価格を分けて載せるのであれば、
買主としては建物の価格を大きくして、
減価償却費を多く取れるようにしたいところです。
逆に売主としては土地の価格を大きくして、
売却益に掛かる税金を減らしたいところです。
固定資産課税明細書を見ると
土地・建物の固定資産評価額が分かります。
例えば土地評価額が800万円、建物評価額が500万円だったとします。
割合を計算すると、
800万円 ÷ 1,300万円 = 約61.5%(土地の割合)
500万円 ÷ 1,300万円 = 約38.5%(建物の割合)
となります。
物件価格が3,000万円だとすると、
3,000万円 × 61.5% = 1,845万円(土地の按分価格)
3,000万円 × 38.5% = 1,155万円(建物の按分価格)
となります。
例として示した金額1,155万円が建物の簿価ということです。
物件購入時に掛かる仲介手数料、登記費用等を経費として
処理しないのであれば(資本的支出にするのであれば)、
先ほどの割合(61.5%と38.5%)で費用も按分して、
それぞれの按分価格に上乗せします。
購入にかかった費用が200万円だとすると、
200万円 × 61.5% = 123万円(土地の按分費用)
200万円 × 38.5% = 77万円(建物の按分費用)
となります。
1,845万円 + 123万円 = 1,968万円(土地の按分価格)
1,155万円 + 77万円 = 1,232万円(建物の按分価格)
が簿価となります。
(計算方法は一つの例として示しました。
実際に計算する場合には自己責任でお願いいたします。)
今回の購入費用を経費で一括処理すると
決算が赤字になってしまうので、
私は資本的支出にするつもりです。
購入する中古木造アパートは築18年ですが、
減価償却期間は融資期間と同じ年数、
15年にするつもりです。
法人で物件を購入するので
決算書が赤字にならないように考慮しました。
今日も1日ありがとうございました。