「定額働かせ放題」は30年以上前から変わっていない

こんばんは。

たっちです。



今日は晴れの天気でした。



ヤフーニュースで教員の『定額働かせ放題』という記事が

目を引きました。

中学校の土日の部活動指導で1日働いても

手当が3,000円くらいしか付かないというものです。



私は元教員です。

教員のブラック労働環境についての報道に心を痛めています。

私が教員として働き始めた36年前から

労働環境は変わっていないと思います。

当時からブラックでした。

教員の労働環境がひどいということについては

労働実態調査によって文部科学省で把握していたはずです。

それも20年くらい前の話です。



毎年、労働者の最低時給が引き上げられていますが

教員の世界だけは例外のようです。

土日の部活動指導手当は

以前に比べれば増額されていますが微々たるものです。

制度上は手当をもらわずに

代休を取ることも可能だと思います。

でも代休を取る人はほとんどいないと思います。

代わりの人員が配置されるわけではないからです。

生徒には土日の部活動で疲れても学校を休まないように

指導している手前、

代休を取らない教員はたくさんいると思います。



教員には教職調整額(4%)が支払われることで

残業手当は付きません。

調整額の値上げ幅を何%にするのか議論されているようですが、

議論されている値上げ幅が

あまりに少ないことにビックリしました。

今まで給与・手当が安すぎたので、

優秀な志望者を集めるためには大幅に増額するべきだと

考えますが、

そういう考えはないようです。



これでは教員志望者は増えませんね。



また、学校でやるべきこと、

学校でやらなくてもよいことをはっきりとさせて、

教員の労働環境を整えることも待遇面を考えること以上に

大事なことだと思います。



今日も1日ありがとうございました。

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